ウィンドウショッピングをしていると各店イチオシの洋服をマネキンに着せてディスプレイしています。イタリアのマネキンは「のっぺらぼうで頭髪もなし」系がほとんどでした。日本のマネキンは、平たい顔族の日本であるにも関わらず彫りの深い西洋系のイケメン顔に洋服を着せて、「この洋服を着れば、あなたもこんなかっこいい感じになりますよ」的な位置づけですよね。で、買って帰って来てみると「こんなはずじゃなかったorz」。詐欺とは言いませんが、ある種の錯覚をユーザに与えて購買意欲をそそっている気がします。
イタリアでは、住んでいる人種が多様ということもあるのでしょうが、のっぺらぼうの顔に自分自身の顔をイメージさせて、その服が自分に似合うか想像させるツールとしてマネキンが存在しているように思えました。